【職場に学ぶ】悲報はいつも辛いもの
介護施設で働くということは、接する対象となるのは高齢者。
だからといっていいわけではないが、対応していたご利用者様の悲報を聞くことも。
高齢だし持病もあるからお亡くなりになる方もいるのは仕方のないこと・・・とでも思わないと、抱える後悔が多すぎて続けていられない。
今の職場ではそれが多いように感じる。
なぜ今の職場は多いと感じるのか?
それは通所介護という部類で、病院の併設機関でもなく、様々な理由で入居施設を利用せずに自宅で生活している人がほとんどである施設(うちの場合)ということが理由かもしれない。
また、家族の代わりのように受診や健康管理まで対応していることも理由かも。
通所介護を利用しているということは介護認定がなされる方
完全に元気で生活しています!なんて人はいないのは普通なこと。
とはいえ、老健施設や特養に比べれば自宅で生活できるほど元気な方が利用していると感じてしまいます。
それでも・・・いや、だからこそ、よく理解し出来る事は最大限やるべきだと思うんです。(看護職だから、特にね)
「今の職場で働いて長いです!」とは言えないけど、もう何人の方の「お亡くなりになりました」という報告を聞いただろうか。
ご利用している日々の様子を見ていて、「受診してしっかり検査した方がいい」「入院して治療した方がいい」「こういう対応を取り入れたい」・・・そんな提案を繰り返し、毎度のように上司から「〇〇だから(←家族や病院からの考えがとのこと)」という返事ばかりでなかなか対応に結びつかず。
やっとのことで入院となったかと思うと1~2ケ月もしないうちに「先ほどお亡くなりになりました」という連絡がくる。
そんな「もっと早く対応していたら回復出来ていたんじゃないか?」と思うことが多々ある。
正直、悔しい・・・
家族や医師からの意見を私は直接聞いていないから、
いつ連絡して家族からその返事もらったの?Aさんのご家族はすごくAさんを大切に思っているのに、相談内容にホントに反対したの?受診していなくて直接医師が状態を見てないのにホントに「治療しようがない」って言われたから受診しなかったの?
疑心暗鬼になるばかり・・・そして後悔。
私の判断では勝手に動けない。意見を出すしかない。
後悔しないためにも「出来る事=早く気づいて意見する」ことは続けるけど、こうならない施設を作りたい!
今は多くのことに気づいて学び、たくさんの経験で感じることを知識にしていきたい!と、いつも決意につながる日々だ。