【職場に学ぶ】義務じゃない・・・は当然のこと?
かなり前、入ったばかりの利用者さんから突然の質問をされた。
少しキツイ口調で「ここの料理する人はちゃんと検便検査をしてるのか!?俺たちを○す気か!」と。
提供された食事に不満があったわけでもないみたいだが、そう言われて私たち職員も『そういえば、ここは検査はどうなってるんだろ?』と思い管理者に尋ねた。
すると、管理者夫婦は顔を見合せ「義務じゃないからね~」と、半ば呆れたような反応をしてくれた。もちろん利用者さんにそんな説明をしてくれるわけもなくだが。
福祉施設の調理従事者に検便が義務付けられているって情報をホームページで見かけたけど…ここのデイサービスでのやり方は例外になるってこと?
普通に職員が交代で調理を1日2食分担当してるけど、誰1人として検査なんてしていない。
私もその辺の詳しいことはわからないから、義務じゃないから(やらなくていい)と管理者が言うのを信じるしかない。
ある時は、健康診断の話でも。
正社員だけど健康診断を受けさせてもらえていない人がいて、今年の健診を「定期健康診断の全項目」で提案した。
すると、「Aさんが受けることになると、他の人(パートさん)も受けさせないといけなくなる」という謎の返事が返ってきた。
多くの職員が最低限の人数で必要以上の仕事をし、疲労困憊の状態。
ヘトヘトでも利用者の前では笑顔で平然とした姿で頑張っている。
管理者は今が一番楽しい(施設内にいないから状態も見ていない)と喜んでいるから、たまに本人の時間に余裕が出来れば、当日に急な外出レクを提案する。
職員の変化になんて気づかないだろう。
そして、おそらく「生活習慣病予防健診」の対象になる35歳以上の正社員だけが受ける権利(義務?)のものとして認識しているんだと思う。
なので35歳に満たない正社員の健康診断は義務じゃないってことだろう…この会社では。
義務じゃないなら、やらなければ経費もかからなくて会社の金銭的負担は減るけど…それだけの問題じゃないと思うけどね。
本当に利用者や職員の安全・健康・安心を考えていきたい今日この頃です。