【職場に学ぶ】デイの看護…されど看護
デイサービスでの医療行為は出来ないもの。
なので学校を卒業する時、介護施設で働くことを決めた私は
「看護職員として働いていても技術は向上しない。同期に比べたら劣っていく(-_-)」
そんな覚悟をしました。
実際働いてみると、処方されてる薬で褥瘡処置や軟膏塗布、服薬管理が毎日の仕事。
服薬に関しては「どうすれば安全・確実に管理が出来るか」を考え工夫することに頭をつかっていましたね。
入居施設で毎日100人前後の薬を朝・昼・夕・眠前と管理しないといけないので、短い時間で大量な準備を行い且つ間違えられない!
もちろん自分基準じゃなく、みんなが出来る状況じゃないといけないので、他の施設経験者の話を聞いたり提案を受けたりして方法を決めました。
その時に困ったのは予算。
病院ではないので、処方される薬は14日分や28日分を棚に入れないといけません。届くと結構な場所が必要になります。
その施設には薬や看護ケアの管理をする部屋はなく、エリアだけでした。
利用者さんを含め誰でも近づけるエリア・・・安全に大量の薬を管理する必要があります。
利用者数が多いので服薬ワゴンが欲しい!って思っても高い!
1週間分セットして残りはどこに置くよ?って問題もあり却下。
さらに投薬トレーは何個も買わないと人数分が補えない・・・却下
必死になって手作りをした思い出がありますね。
それに関しては、人数も格段に少ない今の施設でも永遠の問題です。
独立する時は看護関連の専用部屋も準備したいね!
狭くてもいいから棚とテーブルとイスと備品をそろえてあげたい。
所属が居宅施設や訪問看護の看護師になっていた時は、訪問診療に来られた先生の補助と記録。医師の指示に基づいてバルーンカテの管理もあれば点滴管理もありました。
ほとんどの場合、病院からの看護師が点滴をさしていくので、状態の確認や連続する場合には点滴バッグの交換。
最後に抜針かキープの処理、その程度のものでした。
大人数な入居施設だったから、良くも悪くもいろいろな機会があり「医師の指示で特指示が出ると針刺しの機会もたま~にある」
なかなか経験できない業務は、不安ながらも勉強になるありがたい仕事です。
そんな経験を経て、今の施設はデイサービス。
自宅での対応として点滴の指示がでました。看護師が最初から最後まで点滴をしないといけないという、まさかの業務に焦る私(笑)
いや、ダメでしょ?ここデイサービスですけど?
上司によるいろんな処理が行われ、「自宅で病院の看護師が実施」という体での指示になりました。
ただでさえ針刺しの機会の少ない職場で働いてきてるのに、ましてや相手は高齢者。
健康な血管での経験も少ない中、高齢者の血管となると不安はいっぱい。
真っ先に、一番経験も長く私が信頼している看護師さんへ引継ぎ(;'∀')
・・・何度も管理を繰り返して、何とか完了しました。
ん~、考えさせられましたね。
訪問看護の必要性、デイサービスというもの、利用者のためならブラックなことを屁理屈でグレーに持っていくのが正しいの?今は元気でも将来的には?
今後の理想を現実にするための勉強は日々続きます。